MACDとは、
「Moving Average Convergence and Divergence」(移動平均 収束・拡散)を略して
頭文字を取ったテクニカル指標の呼び方です。
編み出されたのはそれなりに古く、
1960年代にアメリカで投資顧問業を営んでいた、
ジェラルド・アペル氏によって作られました。
MACDはその正式英語名の通り、移動平均線をベースに、
そこから発展させてつくられたテクニカル指標です。
移動平均線を使った分析方法には、
短期・長期の2本の移動平均線がクロスする際に売り買いを判断する
「ゴールデンクロス」「デッドクロス」といった分析方法があります。
ただ、そのやり方では売り買いのサインが表れるタイミングが遅く、場合によっては
「タイミングに乗り遅れて売り買いした時には既に遅い」といったケースも起こり得るのです。
そのように単純な移動平均では、サインが遅れて現れるという傾向があります。
ですので、その欠点を補うため、移動平均のバリエーションとして
加重移動平均と指数移動平均という手法が編み出されています。
加重移動平均とは、より新しいデータに重みを付けるため、
データが古くなるに従って評価を下げて移動平均を出したものになります。
例えば10日間の加重平均を出すのなら、
当日の終値に100%を掛け、前日の終値には90%を掛けと、
続けて10日前のものには10%を掛けて、
その総和を100%+90%+……+10%の総和で割って出すのが加重平均です。
もう1つあげた指数移動平均とは、
指数関数的に重みを減らしていこうというものです。
単純に価値を減らしていく加重移動平均よりも、直近のデータの価値を評価し、
古いデータの価値もゼロに近くなりますが、すべて評価に入れることができるようになっています。
このように、移動平均のシグナルがなかなか出にくいという
デメリットを改善するためにバリエーションが出てきているわけですが、
MACDは指数移動平均の方を利用して相場を読みます。
MACDの計算方法は次の通りです。
MACD=短期間の指数移動平均(x日)-長期間の指数移動平均(y日)
これにシグナルという指標を組み合わせて分析します。
シグナル=MACDの指数移動平均(z日) x/y/zには、
それぞれ12/26/9を入れて分析することが一般的です。
こうして算出したMACDとシグナルという2つの指標の線グラフを使い、
売り買いの判断やトレンドの読みをして行くのがMACDの分析方法になります。
次の「MACDの使い方のページ」では、より詳しく見ていきましょう。
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